仮想Verona Edge構築手順(さくらのクラウド版)
本記事では、さくらのクラウド版の仮想Verona Edge構築に関する作業手順をご案内いたします。
※この記事は2022年11月時点のさくらのクラウドの情報です。
お申し込みをいただいた後、下記のフローにて対応を進めさせていただきます。
お客様側でISOイメージの格納先を作成頂いた後、その格納先に対して網屋より「ISOイメージ」を転送します。
その後、後続の作業をお客様側で作業を実施いただいた後に、網屋にて仮想Verona Edgeの初期化作業を行う事で構築が完了となります。
下記手順にて仮想Verona Edgeを構築したいアカウントでサーバーを作成します。
下記手順にてLAN用のNICを追加します。
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サーバー一覧から作成したサーバーをダブルクリック
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[NIC]タブをクリックし、「追加」をクリック
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確認が出ますので「追加」をクリック
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ステータスが全て完了したら「閉じる」をクリック
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NICの作成が完了したら、接続させたいリソースが接続されているスイッチと接続ください。
※スイッチとの接続操作が不明な方はさくらクラウドのマニュアルをご確認ください。
下記手順にてサーバーを起動し、ISOイメージ格納先を作成します。
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仮想Verona Edge用のサーバーを選択し「電源操作」から起動をクリック
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サーバーの起動が完了したら「ストレージ」から「ISOイメージ」を選択し、「追加」をクリック
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下記の通り選択および入力し、「作成」をクリック
※青文字の項目は必須項目ではありません。-
サイズ:5GB
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名前:V5
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説明:任意の値
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タグ:任意の値
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アイコン:任意の値
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確認画面が出るので「作成」をクリック
※注意:ここで「完了」画面が出ますが、5の作業を実施してから「OK」をクリックする様ご注意ください。 -
作成が完了しますと下記のような画面が出ますので全ての項目に関してキャプチャおよび各情報をコピーする。
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手順5が完了したら「OK」をクリックし、作成が完了したら「閉じる」をクリック
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作成頂いたISOイメージ格納先情報をパラメータシートへ記載頂き、網屋へ送付する。
【記載頂く情報】
ホスト名/ユーザー名/パスワード/cURL(アップロード)/cURL(ダウンロード) -
網屋からISOイメージの共有完了の連絡を確認したら、「ISOイメージ」から「FTPを完了」をクリック
下記手順にて仮想Verona Edge用サーバーにISOイメージを反映します。
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「サーバー」から仮想Verona Edge用のサーバーをダブルクリックし、「ISOイメージなし」から「挿入」をクリック
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ISOイメージから「V5」を選択頂き「挿入」をクリック、ステータスが「成功」になったら「閉じる」をクリック
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「電源操作」から「強制停止」をクリック
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強制停止が完了したら、 「電源操作」 から「起動」をクリック
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コンソールからVerona Edgeが起動していることを確認したら、コンソールタブをクリック
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コンソール画面に接続し一度エンターを押した後、「Welcome to ~」と表示されていればVerona Edgeが起動しています。
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コンソール画面をクリックして接続し、下記の通りコマンドを入力し各行でエンターキーを入力する。
※入力頂く部分は赤文字部分となります。login:※網屋へお問い合わせください
Password:※網屋へお問い合わせください
~数行ログ~
$show system image version
System running on Live-CD ★上記コマンドの結果、左記が表示されることを確認ください。
$install image ↩
Would you like to continue? (Yes/No)[Yes]:エンターキー押下
Partition (Auto/Parted/Skip)[Auto]:エンターキー押下
Install the image on? [vda]:エンターキー押下
Continue? (Yes/No)[No]:y
How big of a root partition should I create? (2000MB - 2147MB)[21474]MB:エンターキー押下
What would you like to name this image? [5.X.X(共有したイメージファイルのバージョン)]:エンターキー押下
Hardware type ? []:25
Change password for admin ? (Yes/No)[No]:エンターキー押下
Disable change password for admin ? (Yes/No)[No]:エンターキー押下
Which drive should GRUB modify the boot partition on? [vda]:エンターキー押下 -
手順7を全て入力し下記のログが出たことを確認する
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手順8のログが出たことを確認したら、下記コマンドを入力し、仮想Verona Edgeをシャットダウンする
$poweroff
Are you sure you want to poweroff this system?:y
ISOイメージの反映が終わったらISOイメージを取り出します。
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ISOイメージタブから「取り出す」をクリック
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ステータスが成功になったら「閉じる」をクリック
下記手順にて設定に必要な情報の確認とVerona Edgeの起動を行います。
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NICタブから共有セグメントに記載されている①~④の各情報をコピーしてメモ帳などに控える。
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Verona Edgeを起動します。
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再度、コンソール画面へ接続し、下記コマンドを入力する。
※実際に入力するIPの値は手順1の①~③を当てはめます。login:※網屋へお問い合わせください
Password:※網屋へお問い合わせください
~数行ログ~
$configure
[edit]
#set interfaces ethernet eth0 address X.X.X.Y(①の値)/24(②の値)
[edit]
#set protocols static route 0.0.0.0/0 next-hop X.X.X.Z(③の値)
[edit]
#commit
[edit]
#ping 8.8.8.8
※3行ほどpingを打ったら[Ctrl]+[C]で止めてください。
[edit]
#exit
★ここで「Warning:~」と出ますが問題有りません。
$exit -
手順3が完了したらコンソール画面を切断する
以下の設定情報をパラメータシートへ記載の上、網屋までご連絡ください。
■共有セグメントのIP(WAN)情報
(WANポートへのIP設定:手順1で控えた①~④の情報を参照ください)
①グローバルIPアドレス
②サブネットマスク
③ゲートウェイ
④推奨ネームサーバー(DNS) ※2つのIPどちらも記載ください。
■Verona EdgeのLANへ設定するIP情報
┗プライベートIPアドレス(任意の値)
┗サブネットマスク(任意の値)
※上記情報は「ISOイメージの転送」にてISO格納先イメージ情報を頂いた際などに既に記載頂いていれば、このタイミングでの再送は不要ですので、WANのIP設定まで完了した旨を網屋までご連絡ください。
以上でお客様での作業は完了となります。
網屋にて作成いただいた仮想Verona Edgeの初期化が完了致しましたらその旨ご連絡致しますので、完了連絡をお待ちください。
コントロールパネルで仮想Verona Edgeを作成する対象のリージョンを選択頂き、「追加」から下記の通り選択してサーバーを作成ください。
【サーバープラン】
仮想コア:1
メモリ:4GB
【ディスク】
新規ディスクを作成
ディスクプラン:SSDプラン
ディスクソース:ブランク(空のディスク)
ディスクサイズ:20GB
ISOイメージ:-(選択なし)
準仮想化モードを使う:チェック有り
【NIC】
インターネットに接続
準仮想化モードを使う:チェック有り
パケットフィルタ:-(選択なし)
【シンプル監視】
シンプル監視を有効にする:チェック無し
【サーバの情報】※青文字の項目は必須項目ではありません。
名前:任意で設定下さい
説明:任意で設定下さい(仮想Verona Edgeなど)
タグ:任意で設定下さい
アイコン:任意で設定下さい
【その他オプション】
作成後すぐに起動:チェック無し
【作成数】
作成数:1
上記選択および入力が完了したら「作成」をクリック
ステータスが全て完了したら「閉じる」をクリック